MLMのイメージが日本で最悪なのはなぜなのか知りたい!
MLM(ネッワークビジネス)の仕組みが知りたい!
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
- MLM(ネッワークビジネス)とは? 仕組みを解説
- MLM(ネッワークビジネス)イメージが最悪なのはなぜなのか
- MLM(ネッワークビジネス)はなぜねずみ講と間違われやすいのか
- MLM(ネッワークビジネス)イメージは教育の影響も大きい
- MLMに携わる人にイメージを悪くする問題があるのか
- MLM(ネッワークビジネス)系の仕組みを取り入れているものは多い
✅本記事の信頼性
MLM研究所では、「キャリア30年のカリスマ講師より、MLM成功法を学んだ」こうじが監修しています。
多くの皆さんに成功法をシェアできればと思います。
それでは早速見ていきましょう。
今回はMLMのイメージがなぜ日本では最悪なのかの部分を少し深堀りしてみようと思います。
ネットワークビジネス、MLM(マルチレベルマーケティング)・・・これらのワードを聞いて、どのように思うでしょうか。
おそらくほとんどの方が、まずは「警戒」するかもしれません。
- 詐欺でしょ?
- 怪しいビジネスですよね?
- ネズミ講だよね
- しつこく勧誘されて被害にあった人もいる
- 洗脳されるんじゃないかと思う
といった感じですね。
では、MLM(ネッワークビジネス)はイコール詐欺なのか、と言われたら、そんなことはありません。
MLM(ネッワークビジネス)の仕組みを悪用して詐欺を働く人が多いので、悪い印象を持つ人が多いのですが、ビジネスそのものが全部詐欺というわけではないのです。
海外では、MLM(ネッワークビジネス)のリーダーは尊敬されることも多いですが、日本では詐欺師扱いされることも少なくありません。
もしかしたら、この記事をご覧になっているみなさんも、MLM(ネッワークビジネス)という言葉を聞いただけで、嫌悪感や防衛反応を示すことがあるかもしれません。
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MLM(ネッワークビジネス)とは? 仕組みを解説
まずは、MLM(ネッワークビジネス)の歴史と仕組みについてみていきましょう。
よく聞くネズミ講との違いについても触れています。
MLM(ネッワークビジネス)の歴史
MLM(ネッワークビジネス)の手法が生まれたのは、今から150年ほど前のアメリカ。
ニューヨークの小さな香水屋としてスタートした、エイボンという会社が起源です。
その後、1934年にはサプリメントを手がけるカリフォルニアビタミン社、1959年には現在世界最大のMLM(ネッワークビジネス)の会社であるアムウェイ社が誕生します。
日本で一番最初にスタートしたネットワークビジネスは、1963年にアメリカより伝わったタッパーウェアの会社です。
その後、1979年に日本アムウェイが誕生し、アムウェイの販売員である中島薫(なかじまかおる)氏によって、80年代〜90年代にかけて、アムウェイとネットワークビジネスの市場が急速に拡大していきました。
現在では日本国内だけでも、MLM(ネッワークビジネス)の会社は1000社以上あるともいわれています。
MLM(ネッワークビジネス)の仕組み
MLM(ネッワークビジネス)であつかわれている商品の種類は、実に多岐にわたっています。
しかしながら、ほとんどの商品は消耗品でつまり、リピートが起こる商品です。
たとえば、化粧品、サプリメント、調味料などです。これらの商品は、一般的な企業も販売していますが、MLM(ネッワークビジネス)は、どこが違うのでしょうか?
一般企業の場合、たとえば化粧品会社等は商品を企画して製造した後に、広告を打ちますよね。
テレビCMや雑誌広告などです。
しかしながら、MLM(ネッワークビジネス)の会社は一切広告を打たず、すべて販売員の口コミで商品を流通させるので、広告費がまるまる削減できるわけです。
削減できた分を販売員への報酬とし、このシステムだと、販売員に報酬を支払っても、まだ費用はあまるので商品の研究開発にまわせます。
こうやって、商品の品質がドンドンあがっていくというわけです。
また、たいていのMLM(ネッワークビジネス)の会社は、一定の成果を上げた販売員を「タイトル」で区分けします。
そして、タイトルごとに平均年収を公開して、販売員のモチベーションをあげるのです。
たとえば、アムウェイ社の代表的なタイトルごとに公開されている平均年収は、次のとおりです。
- クラウンアンバサダー・・・・・・・年収1億円
- ダイヤモンド・・・・・・・・・・・年収2000万円
- エメラルド・・・・・・・・・・・・年収1000万円
- ダイレクトディストリビューター・・年収300万円
上記はタイトルの一部です。公開されている平均年収は、実際より少ないケースが多いようです。
MLM(ネッワークビジネス)イメージが最悪なのはなぜ?
たいていのMLM(ネッワークビジネス)の仕組みはとても合理的に出来ています。
ところが日本では、マスコミの影響でマイナスのイメージを持っている人が多いのが事実です。
なぜ、マスコミはたいていのMLM(ネッワークビジネス)を叩いているのでしょうか?
答えは簡単です。
ひとつめは、たいていのMLM(ネッワークビジネス)は口コミで宣伝するのに対して、メーカーや企業は、テレビや雑誌などマスメディア(マスコミ)を使って広告を打っています。
マスコミにとってメーカーや企業はお客様ですが、口コミの会社はそれに敵対する存在なのです。
本当に良い物は口コミによって広がりますが、マスコミにとっては「宣伝=収益」ですから、口コミだけで広がってしまうものは、利益につながりません。
口コミで広がるものは、マスコミにとっては、面白くないものということになります。
例えば、携帯のiPhone。
私も使用していますが、スマホの歴史を作り上げたiPhoneは宣伝広告は一切行っていません。
口コミ、ニュースやプレスリリースのみであれだけの販売数を売り上げています。
ですから、広告主のメーカーや企業はマスコミと組んで、MLM(ネッワークビジネス)の悪い部分を大きくクローズアップして、新聞、雑誌、テレビなどで報道するわけです。
ふたつめは、どんな世界にも、大半の良い人たちと一部の悪い人たちがいます。
警察官の中でも犯罪を犯す人がいますが、優れた道具ほど使い方を間違えてはいけません。
使い手の心1つで便利な道具にもなれば恐ろしい凶器にもなってしまいます。
MLM(ネッワークビジネス)も同じで、大半の人はルールを守り誠実に活動をしていますが、一部の人が自分の利益のために悪い事をしてしまう。
マスコミはその一部の悪い人のことを大きく取り上げて新聞、雑誌、テレビで報道します。
すると、世の中の人たちは、MLM(ネッワークビジネス)=悪い物というマイナスイメージが定着してしまうわけです。
日本では、MLM(ネッワークビジネス)のことをマルチと呼んで悪い物の総称のようになっています。
このマルチは、マルチレベルマーケティングから取ったのでしょう。
マルチのイメージは悪いですが、本来マルチの意味は「多い」と言う意味で、イメージと意味は違います。
ですが、MLM(ネッワークビジネス)でビジネスチャンスや製品を伝えにいくと、必ずと言っていいほど「それって、ねずみ講でしょ?」と胡散臭がられます。
「マルチ商法=詐欺、悪いやつ」といった感じですね。
実際にはマルチ商法は違法ではないのですが、なぜ条件反射のごとく嫌悪感を持ってしまう人が多いのか。
様々な理由が考えられますが、これらの影響も大きいと思います。
ところで、あなたはMLM(ネッワークビジネス)とねずみ講の違いについて、ハッキリと理解できていますか?ここからは、MLM(ネッワークビジネス)とねずみ講の違いについてと、なぜねずみ講と間違われやすいのか?その理由をお話します。
MLM(ネッワークビジネス)はなぜねずみ講と間違われやすいのか?
そもそもMLM(ネッワークビジネス)(連鎖販売取引)と、ねずみ講(無限連鎖講)は全くの別物です。
MLM(ネッワークビジネス)は商品を普及するための一つの事業方法であり、普及には主に”口コミ”を用いています。
一方、ねずみ講は、お金自体を流通させるのが目的の、いわば「金銭配当組織」です。
ねずみ講に参加することは違法ですが、MLM(ネッワークビジネス)をおこなうことは違法行為でもなんでもありません。
MLMとねずみ講との相違について消費者庁の定義とは?
MLM(ネッワークビジネス)とねずみ講との相違について、消費者庁が編者となって刊行した『平成28年版 特定商取引法に関する法律の解説』(商事法務発行)に、より詳しい解説が初めて掲載されました。
少し長いのですが、大切なことなのでポイント部分を引用してみます。
まずねずみ講(無限連鎖講)について、消費者庁はこう定義しています。
「組織参加者間の『金品配当組織』であり、組織参加者の収入は後順位者の支出によってのみ賄われ、組織外からの収入がないため終局において必然的に破綻する性格のものである」
これに対して連鎖販売業(MLM)は、次のように定義をしています。
「物品の販売等の『事業』であり、組織外への販売等の事業活動による利益が十分に得られるようなものであれば、必ずしも破綻するとは限らない」
さらに「無限連鎖講は、物品・権利の販売や役務の提供という経済活動が伴わない点及び破綻が必然的である点において、連鎖販売業と区別される」と続けています。
つまり、ねずみ講は破綻必至の仕組みだが、MLM(ネッワークビジネス)は、きちんと取り組めば立派な経済活動であり、事業(ビジネス)だと言っているわけです。
ねずみ講は金品配当だけ
ただし、この後、次のように念を押しています。
「もっとも、連鎖販売業であるとして物品・権利の販売や役務の提供を標榜している組織であっても、経済活動の実態がなく、単なる金品配当組織として無限連鎖講に該当し得る場合もあり得ることから、両者の区別については、実態に即した判断が必要となる」
ここでは、形だけMLM(ネッワークビジネス)のように見せかけたねずみ講もあるので要注意、ということを言っているわけですね。
いずれにせよ、消費者庁が「MLM(ネッワークビジネス)とねずみ講は別ものだ」と自ら発信しているのは画期的です。
皆さんには、自分たちのビジネスにさらに自信を持ち、正しい取り組みを進めていただきたいと思います。
MLM(ネッワークビジネス)イメージは教育の影響も大きい
例えば小中学校で、デート商法やマルチ商法、ねずみ講を勉強したことがある人も多いのではないでしょうか。
本来ならば、上記3つにも細かい違いがあるはずなのに、全部ひっくるめて悪いものと教えられるわけです。
私も昔、「やってはいけないことだから、みんな気をつけてね!」と学校の先生が言っていたことを覚えています。
実際にはMLM(ネッワークビジネス)とねずみ講も実は全く違うものですが、
「悪いビジネス=ねずみ講」
みたいな感じになってしまうわけです。
そう考えると教育の影響力はすごいものがあります。
詳しくは今回の内容から外れるので割愛しますが、義務教育や高等教育でも「あれ?あれって本当はどうなんだろ」と疑問に思うものは山ほどあります。
先生が言っていたから正しいとは限りません。
MLMに携わる人にイメージを悪くする問題がある?
先程も説明している通り、ねずみ講と違って、MLMそのものは違法ではありません。
にもかかわらず、なぜ「MLMは違法で悪質」と言われることが多いのか。
教育の影響の他にもいろいろ事情があると思いますが、MLM(ネッワークビジネス)に携わる人が違法なことをしている場合も多いからではないかと思います。
もちろん、MLM(ネッワークビジネス)に携わる人=違法、では全くありません。
多くの人は商品やサービスを少しでも多くの人に知ってもらいたいという思いで真面目に活動されています。
ただし、なかには残念ながら、間違った方法で伝えている人がいるのも事実です。
- ネットワーカー(MLMをしている人)に何度も勧誘を受けて、鬱陶しかった
- 詳しく教えてもらえずに参加したセミナーが実はMLMのセミナーでがっかりした
- 全く興味のない商品やサービスを強引に購入させようとしてきた
- 全く興味ないのに、まずは話だけでも!と断りにくい、逃げられない雰囲気になってしまった
- 絶対に儲かる、登録するだけで報酬が入ってくる等と、甘い言葉で勧誘された
このような感じの経験をされたことがある人も多いかもしれません。
紹介する人の必死感が伝わってきて、内容うんぬんの前にドン引きしてしまうこともあります。
MLMの制度やMLMを取り入れている商品やサービスには問題がないのに、MLM活動をする人が悪質で、「紹介できたらなんでもありな活動」をして荒らすと、商品やサービス、運営会社含めて全てが悪質といったイメージに染められてしまうわけです。
MLM(ネッワークビジネス)系の仕組みを取り入れているものは多い
日本では、アフィリエイトなどのネットビジネス、MLM(ネッワークビジネス)に悪い印象やアレルギーを持っている人はまだまだ多いです。
ただし、みんなが意識していないだけで、アフィリエイトやMLMを取り入れている商品やサービスも多いです。
例えば保険ビジネス。
日本人は保険大好きですが、あれにもMLMのシステムが採用されています。
「いやいや、ちょっと待て!保険はMLMではないでしょ?営業マンにMLMの説明もされていないぞ」といった反論があるかもしれません。
確かに保険の営業マンからMLMの詳しい説明もされるのはほとんどありませんし、保険販売にMLMの要素(多段階報酬プランなど)が含まれていることを知らない人は多いです。
次にアフィリエイト。
例えばスポーツジムや学習塾。
加入すると、「あなたが紹介した人が入ると、あなたと紹介された人、両方の入会費(入塾費)を免除します、5000円割引します、お得なクーポンプレゼントします」
といった案内をスタッフの人からされた人もいるかもしれません。
実際には割引やクーポン、ポイント配布が多いので、報酬をもらっているという概念がないかもしれませんが、誰かを紹介すると自分に報酬が入る仕組みは、アフィリエイトと呼ばれます。
知らないだけでリアルの場面でも、アフィリエイトやMLMの仕組みが使われていることは多いのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
MLM(ネッワークビジネス)、ネットビジネスは自分には関係ないと思っていても、意外に身近で使われているかもしれません。
仕組みそのものが悪いわけではなく、教育の影響、イメージの問題、仕組みを使う人の問題も大きいことも多いです。
今回の内容に限った話ではありませんが、食わず嫌い、先入観だけで全て判断してしまうと、貴重な機会を失ってしまうので、注意したいですね。
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